祖父が亡くなったとき、両親の慌てようはすごく分かりました。でも、突然だったのでまさか、そんな気持ちでした。祖父は、心臓が弱かったので、自分でも「どのぐらい生きられるのか分からない」と、母を困らせていたと聞きました。でも、祖父は、そんな我が家がすごく気に入ってくれていたようで、いつも賑やかな家庭でした。お葬式のことは、両親は全然タッチしていませんでしたので、病院から進められる葬儀になりそうだったのですが、何かあったときは、ここで頼むと母にメモを残してあったのを思い出し、葬儀社はそこにお願いしたのです。
理想の葬儀をしてくれる、そういったことが希望だった祖父は、何かあったときの葬儀費用なども、家族に心配いらないようにためておいたそうです。地味でも笑いのある葬儀、そういった笑顔満点の遺影を見ながら、冗談ばかり言っていたのを思い出します。食卓にその笑顔が消えるのは、何とも寂しい感じが充満していました。でも、葬儀社の方が「すごく楽しい方でしたよね」と言われて、いろいろ電話して相談していたようです。
両親も、力が抜けた感じに見えましたが、笑顔が好きだった、温かい葬儀を行うことにしました。近所の方やお友達といった、賑やかになりましたが、祖父がその中に紛れているような、そんな雰囲気のある葬儀となったのです。すごい人気だなと両親も驚いていました。葬儀社の方は、質素にも関わらず、きちんと対応してくれて、すごく親切でした。祖父らしい最後をこういった方たちが演出してくれて、感謝しています。いろいろ大変だったけれど、あの世で笑っているのかなと両親がつぶやいて空を見ていたのが印象的でした。
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